忍者ブログ
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
赤月仁志
HP:
性別:
非公開
最新記事
最新コメント
[08/13 Pahsheree]
[08/19 赤月仁志]
[08/18 めっさーら]
ブログ内検索
アクセス解析
忍者ブログ | [PR]
どこかのだれかのものがたり。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



 今日スーパーに買い物に行ったら鰻がいっぱい置いてあってね。
 そういやそうだ土用の丑の日とやらがあるんだったね、と。
 颯爽と鰻重を買って温めて(レンジじゃだめだ、蒸し器やらフライパンやらのほうが味がいい)食ってやったさ。
 んでまぁ、食った後に調べたら、今年の土用の丑の日は明日だってんだ(7/23・8/5)。
 いやまいったねこりゃ。明日も食うかは気分次第だな。

 そういやなんで土用の丑の日に鰻なんぞ食うか知ってるかい。知ってる奴は読み飛ばしてくんな。
 もともとは「土用の丑の日に名前に『う』の付くものを食うと夏負けしない」って話だったわけよ。
 江戸時代に、商売が上手くいかない鰻屋に相談された平賀源内がこの話を利用して、「丑の日っつったら鰻よぉ」って流れを作っちまったわけだな。
 さすが源内、エレキテルを復元しただけあって、脳みそもエレぇキテる、ってなもんだ。
 何ぃ? うまいのは鰻のたれだけでたくさんだって? おめえさんも貧乏性だなぁ。
 最近は、ちゃいなだかてふせんだかしらねえが、そこらの鰻がヤク中だってんで大騒ぎって時代だから、仕方ねえのかもしれんがな。

 大体おかしな話だね。「純国産鰻」が高いのは、要は需要に対して供給量が少ないからだ。なんでも、全体の鰻の一割二割ってぐらいらしい。
 それなのに近くのスーパーに行きゃ、猫も杓子も国産国産。中国産はどこにドロンしちまったんだ。中国は人も鰻も数が多いってのに、隠しきれるわけがあんめぇってんだな。
 日本のどっかの養殖場で一週間も泳がせれば国産になっちまうんだろ?
 鰻の原産地がどこだろうと、日本の工場で蒲焼にすれば国産になっちまうんだろ?
 と思いきや、そうは問屋が卸さねえ。なんとまあ、「うなぎ加工品品質表示基準」というものがありんす。
 これによると、加工工程で国産になっても「原産地について、国産品にあっては国産である旨を、輸入品にあっては原産国名を記載すること」が、義務付けられてるってんだな。
 つまり蒲焼のパックの原材料の欄をよく見ると「うなぎ(中国産)」とか書いてあるわけだ。まったくめんどくさい時代になったもんだね。
 だからといって、なんでもかんでも純国産がいいなんてのも感心しないわな。
 調べてみりゃ、純国産天然鰻よりも外国産養殖鰻のほうが味がいいなんて話も少なくない。
 あたりめえだわな、自然の摂理の中で生きるのに精一杯だってのに、人間様に食われた時の自分の味なんて気にしてられるかってんだ。
 それに鰻の種類もある。養殖されてんのは大きく分けてジャポニカ種(日本原産)とヨーロッパ種(ヨーロッパ原産)と二つある。いわゆる「国産鰻」には、このジャポニカ種を指す場合もあるらしい。
 やっぱり日本人にはジャポニカ種のほうが口に合うみたいだな。ヨーロッパ種は、ジャポニカ種より身が太くて短い。で、脂がのってる。逆に言えばくどい。そして皮が硬いってんだな。
 所によっては「味が良いので中国産ジャポニカ種鰻を使ってます」なんて表記を堂々としてたりする。潔いね。そういうとこはちゃんと現地で指導して安全に気を遣ってますよってのも、ちゃんとサイトやらに書いてたりするもんよ。
 結局は、純国産鰻だろうとまずいもんはまずいし、輸入鰻だろうがうまいもんはうまいってのよ。

 まぁ、べらべらと長いことくっちゃべっちまったけども、鰻なんぞ毎日食うもんでもないし、あんま気にしてもしょうがねえわな。
 極論言っちまえば、食いたい奴は勝手に食えばいいだけの話よ。
 鰻がダメなら、梅干だろうと饂飩だろうと鶯パンだろうと「う」がつきゃなんでもいいの。
 源内のオヤジが勝手に言ってるのが浸透しちまっただけで、別に丑の日に鰻食わねえと呪われてポックリ逝っちまうってわけでもねえんだから。
 俺ぁ最近鰻食ってなかったからとりあえず食ったろかってな感じだっただけ。
 さてさて、こんな話をすると原産地が気になっちまうもんでね。へへ。
 ラベルを見ると、愛知県産……育ちはどうでもいいんだ、生まれはどこだって聞いてんのよ。
 なんだ、肝心の鰻の原産地どころか、原材料名さえ書いてねえじゃねえか。法律違反じゃねえのかぁ?
 何ぃ? 店内加工でそのまま販売するモンは表示義務がないだとぉ? それを早く言えってんだばーろぃ!
PR


 ……ああ、前の記事かい?
 さっき晩飯を食いながら思いついたネタをそのまま書き殴っただけなんだ。
 ……意味がわからない?
 そうだな、自分でも意味がわからない。


・今日の音ゲー
 GFDMV5、「Piece of History / TAG」通常解禁。
 グランプリモードにて「DOKIDOKI!シャッターCUP」開催。
 「シャッター」はIIDXでいうSUDDEN+みたいなの。
 なぜかシャッターカップでは自動的にどんどんシャッターが降りてくる。
 (通常使用時はシャッターの降り具合は調整できる)
 1曲でもクリアすればオプション解禁。

 とりあえずLUCKY?STAFFで解禁。
 まぁ、自分は使わないなー。
 IIDXやポップンと違ってギタドラは速度が一定だからあんまり意味がないような……。


 「DanceDanceRevolution X」ロケテスト開催中
 なんか難易度が20段階になったとか。
 SP鬼Pluto Relinquishが18て、さらにヤバイの出す気ですか?


 Sota Fujimori 1st Album「SYNTHESIZED」DISC2収録曲第2弾発表!
 >DJ Yoshitaka / Cyber Force
 >Ryu☆ / The Hope Of Tomorrow

 よしたかのCyber Force……予想がつかん。
 Ryu☆はまぁ順当にハピコアかな。


・今日のエロゲ
 ねこねこソフト活動再開
 コットンソフトどうなるんだろ。
 つってもどっちの作品もやったことないからあんまわかんないんだけどさ。


 「タユタマ -kiss on my deity-」、気付いたらコンプしてた。
 まぁ、佳作かな。話の流れの性質上、個別が半共通化してたのがちょっとな。
 ゆみなルートを最後に回すと後味スッキリ。


「私に、行かせてください」
 少女が名乗り出ると同時に、彼女の周囲はざわつきを発した。
「ふざけるな!」
 少女の一回りほど歳を重ねた男が怒号を発した。
「お前に行かせられるわけがないだろう! 大人しくしていろ!」
「行かせてください」
 少女はうろたえることなく、凛と言葉を紡いだ。
 それは嘆願ではなく、決意の響きを纏っていた。
「お前が行けば、死ぬかもわからないんだぞ!」
「それでも!」
 死を以てさえ揺るがない決意を纏って、
「それでも――私が行かなければ、ならないんです」
 少女は男を見つめていた。
 しばらくの沈黙の後、男が口を開いた。
「……今日、納豆はどれだけ食った」
「三パックです」
「豆乳は」
「五百ミリリットルほど」
「今の状態でも十分危険だというのに、さらにあいつの始末に行こうというのか!?」
 少女の答えに、男は怒り肩でスクリーンを指した。
 スクリーンに映る豆腐。その数、三丁。
 賞味期限は、今日。
「大豆イソフラボンの過剰摂取は月経周期の遅れや子宮内膜増殖症などのリスクを高める――まさか知らないわけではあるまい?」
「承知の上です」
「ならば何故だ!」
「『大豆食品を愛する』――それだけでは理由には、なりませんか?」
 彼女の言葉は慈しみに満ちていた。
 それは、愛ゆえに。
「それでお前の身体がどうなっても構わないというのか? 食物は人を育むものであり、蝕むものでは断じてない!」
 しかし男は食い下がる。
 それもまた、愛ゆえに。
「……あなたの指摘はもっともです」
 十人十色の愛。その中はきっと、理解されないものもある。
 けれども。
「それでも私は、あの子たちを見捨てるわけにはいかないのです」
 理解されない愛でも、自身にとっての愛は、そのひとつそれだけしかないのだ。
「ただでさえ豆腐は足が早い……賞味期限を過ぎれば、本当にあの子たちは誰からも愛されない存在に変わる」
 愛の形は変えられない。
 ましてや他人に諭されるだけのことで、どうして変えることが出来ようか。
「本当に、人を蝕むものになる前に――私が責任を持って、あの子たちを愛します!」
「許可できん!」
 男はもう知っている。
 少女は止められない。
 このままなら彼女は独りで駆け出すだろう。
 そう知りながら、彼は突っ撥ねることしかできない。
 そう知っているからこそ、
「あなたなら、わかるでしょう……? 私は大豆で、あなたは缶詰だけど、同じ食物を愛するあなたなら、私の気持ちもわかるでしょう!?」
 少女の言葉を受け止めることしか出来ない。
「賞味期限切れ寸前の鯖の水煮缶があったら、いてもたってもいられないでしょう? すぐにでも開封して醤油を垂らして、よく煮込まれたしゃくしゃくの骨まで愛してやりたいと思うでしょう!?」
 男はその言葉に目を剥いた。
 再び沈黙が流れる。
「……ふん」
 しばらくして、男は打って変わって穏やかな顔で鼻を鳴らした。
「お前のような若造に、骨の食感を語られるとはな」
 男が少女に背を向ける。
「行け」
 そのまま、ぼそりと背中越しの少女へ告げた。
「俺はもう知らん、煮るなり焼くなり勝手にしろ」
 男はそのまま立ち去り、その際に一言付け足した。
「ついでに言うが、俺は鯖の水煮よりも、秋刀魚の蒲焼派だ」
 ざわめき立つ人の中心、少女は目一杯頭を下げ、
「ありがとうございます!」
 愛する食材の元へ駆け出した。

 純白の直方体は、ただひたすらに美しい。
 脆く儚く、今にも崩れてしまいそうな愛らしい子たち。
 木綿も絹も、どちらにも長所がある。
 気の向くままにそれを愛してやればいい。
 鍋があったら、湯豆腐に。
 味噌があったら、味噌汁に。
 肉があったら、肉豆腐に。
 油があったら、揚げだし豆腐に。
 豆板醤があったら、麻婆豆腐に。
 ただの奴だってかまわない。
 そそげるだけの愛を。
 食欲という名の、自虐に満ちた、純粋無垢な愛を。
 私たちは、繰り返す。
 私の人生がどこへ向かおうとも。
 きっと、繰り返すのだ。

 最上の愛と、惜別と感謝を込めて。

「いただきます――」



Powered by 忍者ブログ  Design by まめの
Copyright c [ DAWNSTYLE BLOG ] All Rights Reserved.
http://dawnstyle.blog.shinobi.jp/